第43章 宿儺と私と銀梅眼
宿儺
「お前...梅と共に産んだもう1人はどうした?
山にでも埋めたのか?」ニヤリ
宿儺さんは何かを知ってるようで、
不気味な笑みを浮かべています。
ミツ
「!?」
(えっ!?もう1人!?💦
共に??え?💦)
あの日私は猫の姿で
ミツさんの出産を見届けたつもりだったけど
1人だけだったような気がします。
いったいどういう...?
ミツ
「...産声を...あげなかったのです...」
ミツさんは俯きました。
宿儺
「そうだよなぁー?お前は...
産声をあげなかったガキは
無かった事にした...
だがな"居る"ぞ?呪いとして
しっかり存在してるぞ!ブハハハッ!!」
宿儺さんは4本の腕を夜空に掲げ、
地響きのような笑い声をあげる。
ミツ
「!!」