第217章 人生をかけたくじ引き
不器用だけど
その優しさが嬉しくて
つい彼の姿を目で追ってしまいます。
「俺に気にせずゆっくりしてて」
「はっ…はい。」
私はキッチンが見えるリビングのソファーに
横になりました。
(どうしてこんなに優しくしてくれるのかな…)
「なにか掛けないと身体冷やすぞ」
キッチンから彼の声が届きます。
「はーい」
私は素直にそばに置いてあるバスケットの中から
ブランケットを取り出すと身体にかけました。
「そうだゼリー買ってきた。食べるか?」
「ゼリー(๑>◡<๑)!?食べます!!」
「そっち持ってくから待ってて」