第217章 人生をかけたくじ引き
〜更に翌日〜
いつもよりゆっくり起きて
リビングのカーテンを開けると…
「!」
ちょうど彼の車が家の前で停まるのを見てしまいました。
(えっー!?旅行には行けないって言ったのに💦)
ワンピースパジャマのままアタフタしていると…
"ピーンポーン"
チャイムが鳴らされました。
「(;´д`)」
(仕方がないわ…)
私は観念して…
"ガチャ"
玄関の扉をあけました。
「おはようございます……」
「具合いはどうだ」
彼を見ると両手に食材が入った
スーパーの袋を持っていました。
「なっ...なんとか...」
「お節介とは思ったが
体調が悪くても食えるもん作りに来た。
台所借りても良いか?」
「(´⊙ω⊙`)」
彼は旅行をキャンセルした私を叱りに来たのではなく
食事を作りに来てくれたのでした。
「わざわざありがとうございます…どうぞ。」
私は彼を中に入れました。