第165章 女子会
間引
「私さ…
間引家の稼ぎ頭だから
産まなきゃ産まなきゃって…
なーんか最近疲れててさ。
だって自由ないでしょ?
毎年妊娠してたらさアクティブに動けないし。
正直隠し財産持って海外に逃げたいんだよねー
でもそれしちゃうと家族は困るし
何より呪術師の繁栄を阻害しちゃうでしょ
逃げらんないのが辛いわ〜」
間引さんは困ったように言います。
そして私は…間引さんの腹貸し家に持つ
責任感の強さに心打たれました。
玉木
「素晴らしいですね。頭が下がります。
間引家の女児はここ50年、
貴女しか誕生していないと
うかがっております。
私共が想像も出来ない
重圧をお受けになっていることでしょうね。」
間引
「まあねー。
でも気分は悪くないのよ?
実家に帰るとお姫様扱いだからね!
そーだ家ってどんな感じ?
やっぱり御三家に嫁いだから
腹貸ししなくても良い感じ??」
間引さんは、
聞きたい!聞きたい!!というキラキラした目で
私を見ます。