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五 条 の タ ネ .

第161章 ever.





"カチャ"





小屋の前に到着すると

すみれさんが鍵を外しました。







すみれ
「さっきミルクを飲んだばかりなので、

もしかしたらお腹いっぱいかもです。」








「はい……」








消え入りそうな声で反応するも

それ以上の言葉が出ず







"パサッパサッ…"







藁が床に敷かれた小屋の奥に進みます。








(みちる…)








みちるは、

気持ち良さそうに藁の上で横になっていました。

上半身は牛…下半身は人間の赤ちゃん……

初めて見る人は驚いてしまうでしょう。








「みちる…おいで…」








すると…

みちるはずり這いのような感じで

私の元に来てくれました。







そして…








"バサッ"








久しぶりにみちるをギュッと抱きしめました。









「みちる…みちる………」







微かに感じるみちるの香り…

抱き寄せて眠っていた時の記憶が巡ります。








「みちるは、

守よりも

ちづるよりも

私に笑顔を見せてくれたよね……

とっても嬉しかったよ……」







みちる
「もーぅ!もーーぅ!!」







みちるはまるで母を恋しがる子牛のように

声をあげて泣き出しました。







「あなたにしてあげられること

たくさん…考えたけど…

これしか思い付かなかった……」







私は胸が出るように

ワンピースのボタンを外すと

みちるを抱き、

1ヶ月前と変わらない方法で

牛の顔をしたみちるの口に

乳房を咥えさせました。







みちる
「……ジュジュジュ…」







するとみちるは、

大きな音を立てて上手に

おっぱいを飲み始めました。








「みちる…美味しい?フフッ…良かった…」







みちるはずっと私の目を見つめています。

大きなみちるの黒目に

私の顔が反射しているのが分かります。







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