第159章 影響
すみれ
「さん…そちらの方は?」
すみれさんは、
私が湯呑みを置くと
玉木さんについて聞いてきました。
(そうだった。
すみれさんは玉木さんを知らないわ)
「こちらは五条家の使用人の玉木さんです。」
玉木
「自己紹介が遅くなりました。
ただいまご紹介にあずかりました
五条家使用人 玉木と申します。」
玉木さんは軽く頭を下げます。
すみれ
「使用人さんですか……
羨ましい……」
すみれさんは、
消え入りそうな声でそう言われました。
「……あっ、あの!すみれさん!
…ごめんなさい…
どうしても気になってしまって。
みちるは今どこにいるんですか?」
みちるを心配するあまり
焦って聞いてしまいました。
すみれ
「みちるですか…
元気にしてますよ...逢いますか?」
「もっ、もちろんです!!」
(良かった💦声も気配も感じなかったから
居ないと思ってたけど…)
私は安堵の気持ちから
横に座る玉木さんを見ます。
玉木
「(▭-▭)ก クイッ」
(え?💦玉木さん!?)
玉木さんが眼鏡をクイッとする時は
何かがある時です。
(何があるって言うの!?💦)