第156章 さよなら
五条悟
「かくかくしかじか………」
悟さんは、
昨晩あった事や
みちるの事まで全てを
守や先生にハッキリと説明をしました。
守
「やだ!」
「守…」
妹を大切に想っている守は
納得できなくて私のエプロンを掴み
まるで悟さんを止めてとでも言うかのように
涙目で私を見つめてきます。
"スッ"
「守…お母さん…
みちるが守の兄妹だって
ずっと嘘をついてた…ごめんなさい。」
守
「おかあーうそつき!!
うそだめっていつもおれにいってたじゃん!」
「ごめんなさいって謝ったところで、
守に嘘をついてしまったことは変わらないわ。
だからずっとお母さんを恨んでくれてかまわない
だけど…これだけは聞いて欲しいの……」
守
「……」
「守はみちるが大好きだから
離れるの悲しいよね。
お母さんもそう…お父さんだってそう
ちづるもきっとそう……
でも...ずっとみちると離れて暮らしてきた
本当のお母さんは私達よりもっと悲しいの…
だからね…
みちるを皆んなで笑顔で送ってあげたいの。」
ザッ⭐︎大人の言い訳で
気持ちが良いものではありません。
守
「なんで みちるを ほんとうの
おかあさんから ぬすんだの!?」
「盗んでないわ。」
守
「うそつき!
あずかってる だけなら
みちるの おかあさん なかないもん!!
おかあーなんてきらい!!
バカだしドロボーだもん!!!」
"ドンッ!"
「守( ノ;´Д`)ノ!!」
守は私に体当たりすると
エージェントバックスから出て行ってしまいました。
五条悟
「、僕が行くから。」
悟さんが出て行った守を追いかけます。
(守…ごめんなさい……)