第142章 兄妹
飛行機に搭乗する為に通過する
搭乗通路を歩き始めました。
「悟さん、
沖縄に着いたら少しゆっくりできるんですか?」
守は私達の前を歩き、
私達はその後ろをちづるとみちるを抱き
歩いています。
五条悟
「明日の朝には発つよ—。
本当はもう少し皆んなと過ごしたいけど
働かないとね!」
「フフッ、
いつもありがとうございます(*´∀`*)」
守のはしゃぐ後ろ姿を見ながら
少しだけ寂しい気持ちになります。
もう少しだけ家族で一緒に居たい…
ううん…できれば普通のお家みたいに
夜には旦那さんが帰ってきて…
そんな生活がしたい…
でもそれは叶わぬ夢です。
(暫くまた離れ離れね…)
五条悟
「………」
寂しい気持ちを隠す為に
通路の窓から外を眺めると…
「…ん?」
(ん?なんだろう…
さっきより風が強くなってるみたい。
飛行機大丈夫かな?)
急に天候が荒れてきました。
晴天なのに風が強そうです。
ちづる
「チュチュチュ…」
ちづるのおしゃぶりの音も激しくなります。