第125章 2度目のビンタ
闇医者
「バカが帰ろうが怒ろうがどーーでも良いさ。
ただその毒がどういった経緯でバカの口に入ったのか
気になってんの!
ババアの話しだと...
バカが作ったミックスジュースに混入されてた
らしいが...
呪霊の娘を殺す為に飲ませたか?」
「Σ(・□・;)ハッ!?
私が毒をちづるに!??
そんなわけないじゃないですか!!!」
"ギュッ"
私はちづるをしっかり抱きしめました。
闇医者
「わかんねぇーじゃん。
あいのことは言え、呪霊には違いねぇーし。
育てるにはバカには荷が重すぎるしな。
俺は闇医者だぜ?ソイツを消して欲しけりゃ
金さえくれれば消してやるぜ?」
闇医者は、
嫌な笑みを浮かべながらそう言いました。
「そんなことしませんから!!
ちづるは私の子です、しっかり育てます!」
私はちづるを手にかけると思われた事が悲しくて、
つい目を潤ませてしまいました。
闇医者
「へぇーー。愛情深いんだバカ。
まっ、消したきゃもっと前に消せてるだろうし...
やっぱ毒はバカが図って飲んだわけじゃないな。
毒を盛った奴の心当たりはー?」
(心当たり…進さん……)
「あります...昨晩うちにいた男性...」
闇医者
「へぇー。
その男がソイツを殺したい理由は?」
(殺したい...理由...)
あんなにちづるを可愛がってくれて、
守も含めた4人で仲良く暮らそうと言って
くれた進さんのちづるを殺したい動機なんて
想像ができません。
闇医者
「バーカ。
何真剣に考えてんだよ。
こーいうのは直感が重要なんだっての!」
「直感...?」