第119章 時子始動。
決意を固めた翌日から私は動き始めました。
玉木
「約束は覚えていますか?」
守くんと五条さんの家に訪問しにきました。
「はい、無理をしないことですね。」
玉木
「そうです。必ず守って。
それから…守様とは面会できません。
あちらからのご要望です。
ですから今日は悟様だけになると思う。
それでも良いかい?」
まず五条家にお邪魔する前に、
玉木さんの車の中で打ち合わせ中です。
「そうですか…わかりました。」
玉木
「では行くよ。」
いよいよ私達は五条家にお邪魔します。
"ピンポーン"
亜緒さんが呼び鈴を鳴らし、
私は門扉や家全体を見ながら待って居ると…
"バタンッ!"
「!!」
中から五条さんでもなく、守くんでもなく、
見知らぬポニーテールの男性が飛び出してきました。