第119章 時子始動。
"カチャ"
寝室のドアを開け中に入ると、
亜緒さんは窓際に立ち
外を眺めていました。
「眠れないんですか?」
玉木
「いぇ...を待っていたんだよ。
何処に居たのかな^_^?」
亜緒さんはニコニコしながら私の方を振り向かれました。
「ベランダです(*´∀`*)
ベランダで時子さんから預かった
母子手帳を見ていました。」
私はゆっくりガウンを脱ぎながら、
亜緒さんの横に行きます。
玉木
「そう、母子手帳を見ていたんだね。
何か思い出せた?」
「特に…なんですけど。
わたしの記憶には無いけれど、
こうやって物が残ってる以上、
このままじゃいけない気がするんです。
だから...」
玉木
「だから?」
「思い出す努力をしてみようかなって(*´ω`*)
思い出せないかもしれないけれど...」
玉木
「そうか…うん。良いんじゃないか?
私も手伝おう。」
玉木さんは、
私の気持ちに賛同してくれました。