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五 条 の タ ネ .
第117章 特級の男、腹貸しの嫁 II
そんな俺たちを見ていた新人が、
口を開いた。
それはとても軽やかだった。
深見
「さんの体調不良の原因は
分かりませんが、
俺、一度仕事で逢った事がある"ヒル飼い"なら
治せるかもしれないですよ。」
頭花
「ヒル飼い?なんじゃそりゃ。」
諦めて俺の腕の中で泣き疲れてぐったりしている守を
抱きながら新人の話しに耳を傾ける。
深見
「医術では治せない、
呪いなどに蝕まれた患者の血を吸い上げて
治癒してくれるそうですよ。」
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