第109章 I'll be back .
【1時間後】
頭花
「ほら!頭花様が風呂から上がったぞー!
めーしー!さーけーー!
!お酌しろよー!」
玉木さんは頭花さんの様子が知りたいと、
ビールを購入し帰ってくると
直ぐに居間の押し入れに守と隠れました。
そして...たまたま...
仕事が無くなり予定より
2週間早く帰宅した悟さんも
楽しそうだからと潜みました。
「あっ、はい!」
私はサラダや鶏の照り焼き
白米やお味噌汁などを居間のテーブルに運び...
先程玉木さんが買ってきてくださった
ビールをご用意しました。
頭花
「えー!!このメニューならさー!
味噌汁よりスープだろ??全く使えない女中だな!
布団の上でしか輝けないのかよ!
そーだ、
飯は後にして布団の上で奉仕するか!?」
「(๑•ૅㅁ•๑)まっ!」
頭花
「なんだ?その顔!!
お疲れの頭花さんをお前は全力で
癒さなきゃなんねぇーんだよ!
…つかさ、
あの考え方が凝り固まった石頭と
だいっきぃー⭐︎は何処に行ったんだよ!?
まーた朝からご近所の散歩かよ!
ジジババみたいだな!」
「ジジババ...(΄◉◞౪◟◉`)」
(石頭って玉木さんのこと…?
だいっきー!って守がまだ大好きって
言えなかった時の真似!??
...全部聞かれてるよ...
大丈夫かしら頭花さん......)
お酒を飲んでいたら許されたかも知れない...
でも彼はまだシラフ...
「(-_-;)」
私の背後の押し入れから
静かに漂ってくる言い様のない"怒り"
彼は...生きて帰れるのでしょうか...
私はただ無事を祈るしかありません。