第107章 INFECTION.
男の子
「このこが なかせたんだよー」
男の子が千夏ちゃんを指差して
そう言いました。
千夏ママ
「え!?千夏が??なんで?どうして?」
千夏ちゃんママは、
慌てた感じに千夏ちゃんに聞きました。
千夏
「ちか なかせてないもん!!
あたま パンッ したら かってに
ないちゃったんだもん!!」
千夏ママ
「頭叩いちゃったの!?💦
ごめんね!大丈夫!?💦」
千夏ちゃんママは、
慌てて守の背後で泣いてる女の子の
様子を見に行きました。
(なんで叩いちゃったのかしら?)
私は不安そうにしている千夏ちゃんに、
千夏ちゃんママの代わりに
聞いてみることにしました。
「そっか叩いちゃったのね。
でもなんで叩いちゃったの?
嫌な事でもあった?」
千夏ちゃんの目線に合わせるように
立ち膝をして聞いてみます。
千夏
「だってね ... だってねぇ!!
まもるくんと ごほん よみたかったのに
あのこがだめっーて(´;Д;`)!!」
千夏ちゃんは守を見ながらそう言いました。
(そっか...
千夏ちゃんは守と本を読みたかったのね!
だけど横に座らせて
もらえなかったのね(*´Д`*)女子ね〜)
女の子を育てていないから、
なんだか新鮮です。
「千夏ちゃん。
まずは叩いてしまったことを謝ろう。
やっぱりどんな事があったとしても
手をあげちゃいけないわ。ね?」
千夏
「うん。゚(゚´Д`゚)゚。あやまるぅ。」
千夏ちゃんは素直な子です。
やってしまったこと...
きちんと理解しているみたいです。
「それから守は、
頼まれると断れない性格だから
"ご本読んでー"って言ってみると良いよ(*゚∀゚*)」
私から千夏ちゃんに贈る、
守の上手な扱い方です!
千夏
「ほんとにー?」
「本当よ(*´꒳`*)」