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五 条 の タ ネ .

第93章 実家





結局父は頑固者なので謝らずに終わり...

これから久しぶりの家族水入らずの朝食です。









「いただきまーす(๑>◡<๑)!」








「いたらきまちゅ(๑>◡<๑)!!」









「はい、召し上がれ〜」








テーブルには数多くのおかずが

並べられていて、

面倒くさがりな私の母とは思えない品数です。










「守くん、朝からジィジと散歩して

お腹減ったでしょ?お代わり沢山あるから

いっぱい食べてね!!」







守に声かけをする母の顔は、

幼い頃の私に話しかけてくれた時のように

柔くて優しくて...菩薩様のような...

お金に汚い人間とは思えない様相です。









「うん! たまごいっぱいたべりゅ!!!」







守と私の味の味覚はとても似ていて、

母の甘い卵焼きの虜になってしまったようです。









「やっぱりの子ね!

甘い卵焼きが好きなんて(*´∀`*)」










「………」








父はそんな私達の姿を見つめている。

ちょっと口角が上がっていて楽しそう。








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