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やさしい雨の唄(仮)

第2章 距離1



ーーーー数日後。

「悟様、避けるのやめてくれません?」
「うぜぇ。お前がついてくんのやめたら止める」
「無理ですけど」
「は?死ね」



ーーーーさらに数日後。

「悟様…、え?」
「………」
「え?…うん?えっ?」
「………」
「なん…、えっ、なんで?」

触れないんだけど。

「えぇ…?」
「お前人の話聞いてた?」
「……たぶん」
「じゃあ知らね。一生触らなくていいよ」



ーーーーまたさらに数日後。

「悟様」
「何。うぜぇ」
「…若様?」
「は?きも」
「悟坊ちゃん」
「一回死んでもう一回死ね」
「?…人って二回死ねるの?」
「お前…、お前、馬鹿じゃねぇの???」


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