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🍆だけが襲われる世界で

第24章 いざ、エンドラ戦へ(前編)


「グゥオオオオ!!」
 エンドに入った瞬間響く咆哮。何これと驚くスケルタに、これがエンドラの声だと説明し、まずは目の前の壁を掘る。俺たちは四方が壁に埋まった地面の中からエンドに入って来ていたのだ。
 地面から上がってきた瞬間、飛び込んできたのはエンドラからの体当たりだった。後ろに地面があったからか吹き飛びはしなかったが、痛いどころの話じゃない!
「ぼん、大丈夫?!」
「ああ、大丈夫大丈夫……」
「あの大きな黒いやつ倒したらいいの?」
「そうだけど、まずはクリスタルを壊さないとね」
 俺は黒曜石の柱の上にあるクリスタルを指した。分かった、とスケルタが頷くのをよく見ない内に俺は走った。エンドラがまた体当たりをしてきたのだ。
 体当たりは、エンドラの動きをよく見たら避けられるみたいだ。紫色のブレスも、動き回っていれば回避は出来る。
 そうして逃げ回っている内に、スケルタは見事エンドクリスタルを壊したみたいだ。俺の元にスケルタが駆けつけてきた。
「ね、壊せないクリスタルがあるんだけど……」
「あれは鉄格子で……うわぁ?!」
 説明している途中でエンドラのブレス。俺は横に飛び込んでかわすものの、すぐには着弾したブレスが広がるので、素早く立ち上がって逃げるしかなかった。
「ねぇねぇ、どうしたらいいの?!」
 そこにスケルタが追いかけてもう一度聞いてきた。俺は急いでポケットに手を突っ込んでツルハシを放った。
「それ使って!」
「えっ」
「それで壊して……」
「グゥオオオオオ!!」
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