第3章 ライバル
ウィーン
今日は怪我とかしたらまずいから早めに切り上げた。
駅前の接骨院に行ってメンテナンスしてもらおーっと…。
ー接骨院の待合室ー
行きつけの接骨院。
待合室にはおじいさんと50歳くらいのおばさん、高校生らしきサッカー少年、帽子を深く被った子供がいた。
すいててよかったぁー
マンガでも読もーっと!
私は《宇宙兄弟》に手を伸ばした。
「津田さーん、津田七瀬さーんお入り下さーい。」
と若い女の人の声が耳に入った。
へぇ七瀬って珍しい名前だなぁ…。
七瀬…。
七瀬…。
津田七瀬!?!?
私はバッッと名前を呼ばれた人を見た。
帽子被った子供は
《津田七瀬》だった。