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【黒子のバスケ】緑の朝陽

第1章 出会い



「…で、高尾が緑間は緊急事態で遅刻っつってたが…」
そこまで言って宮地はをチラッと見る。


意を決しては背の高い彼を見上げるようにして
「…あの、宮地…先輩?私、一年の と言います。緑間くんは本当は遅刻にならなくて良かったのに私のせいで遅刻になってしまって…」

痴漢と言う理由は少し言うのが怖くて恥ずかしくて思わず俯いてしまう。


ーどうしよう、でも言わないと緑間くん怒られちゃうよね。


「えっと…遅れた理由は、その私が…」
「ワガママ3回分。それで今日の遅刻の理由は不問にして欲しいのだよ。」

横から低い声が聞こえた。
「…え?」


それまでずっと黙っていた緑間が急に声を発したのだ。 
ーワガママ?


「はあぁぁぁー」
宮地先輩が大きなため息を吐き
「分ーったよ。不問にしてやるから朝練行くぞ。秒で着替えて来ねぇと、轢くぞ。」

何とも物騒な言葉が最後に聞こえた気がしたが、怒ってはいないようだ。
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