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【黒子のバスケ】緑の朝陽

第1章 出会い


今から電車に乗っていくのも怖いだろうと歩いて行くことを提案してくれた。

どこまでも気遣ってくれて優しい人だ。



「あの本当に…怒られないですか?私ちゃんと説明を…」
「問題ない。高尾が遅れることは伝えているから大丈夫なのだよ。」
「…でも」

体育館の近くまで来て問答していると


「あーちゃんじゃん!真ちゃんも!」
急に大きな声で呼ばれビクッとする。

Tシャツに半パン姿の高尾くんが少し先から走ってくるのが見えた。


「大丈夫だった?」
高尾くんが心配そうに聞いてくる。

「はい、緑間くんに助けてもらいながら話が出来ました。」
「そっかぁーさすが真ちゃん、やるじゃん!」

何となく含みを持たせた視線を送る高尾に

「…なんなのだよ。」
「いんや別にぃ、オレの相棒カッケーなと思っただけだぜ。」


「おい緑間!来たならさっさと着替えて朝練参加しろ!」
「げっ!やべっ、宮地さん…」


高尾くんがポツリと呟くと明らかに怒ってる人が向こうからやってくる。
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