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空回り2【銀魂】

第5章 秘めた想い



『な、な…』

なんで…

「もう来るの早いよ、待ち合わせここじゃないし」

「何言ってんだ、待ち合わせは1時間前だし、遅かったら店に来いってテメェが言ったんだろうが」

「…そうだっけ?」

なんで…高杉がここにいるの!?

「じゃあ桜、俺もう行くから後はヨロシクネ」

「桜?…」

ようやく私の存在に気づいた彼は私を見るなり目を見開いた

「吉野…お前何でここに」

『それはこっちの台詞なんだけど!』

「え?シンスケ桜と知り合いなの?」

「あぁ、高校ん時の…」

『…』

「おもちゃだ」
『クラスメイトです!!』

「なるほどね。シンスケが玩具にするくらい面白い子だったんだね桜」

いや玩具じゃねーよ!!

「ってそんなこと言ってる場合じゃないよシンスケ!早く行かないとライブ始まっちゃうよ!」

「おー、じゃあまたな吉野」

『え、ちょ…』

神威くんに背中を押されながら高杉は店を出て行った


…なんなの、もう。






ってあれ?ここに置いてた弁当が、ない!!

あんの…







『顔だけ男がぁあああああッ!』
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