第4章 出逢い【沖田視点】
「あ、あと会費は1人5千円だそうだ」
「高すぎだろィ…どんだけぼる気なんでェあの天パ」
「ま、場所が焼肉屋で、あの大食いチャイナがいるってんならそれくらい必要かもな」
「じゃあ俺の分は土方さんの奢りで。」
「ふざけんなッ!てめぇで払え」
「んなこと言ったって俺金ねーですぜ、今金欠だし」
「あ、じゃあバイトでもしたら?」
何か思いついたようにそう言う中村を見つめた
「私の知り合いの人が喫茶店でバイトしてるんだけど、今人が丁度足りないらしいの!総悟くんが入ってくれたらきっと喜ぶよ」
「何でそんなめんどくせーことしなきゃならねーんでィ」
「いいじゃん、総悟くん格好いいから面接絶対受かるよ」
「いやそういう問題じゃねェ」
「そうだな、銀八会までまだ2ヶ月くらいあるし…5千円なんてすぐ貯まんだろ」
そう中村の案に賛成して頷く土方を睨む
「そうそう!それにバイトしてお金貯めて桜ちゃんに指輪とかプレゼントしてあげたらいいじゃん!」
「指輪なんか誰が買うかってんだ。
だいたい…桜は今関係ねーだろィ」
「「”桜?”」」
しまった…
「いつの間に名前呼びー!?」
「一応進展してんだな」
2人揃ってニヤニヤと俺を見つめ、その顔が物凄く腹立たしかったため1発バズーカをお見舞いした
「ゲホッ…ま、まぁとにかく今度行ってみなよ!その喫茶店に」
「今度暇な時様子見に行ってやるぜ?」
「マジ死ね土方」
結局俺は何故か面接が一瞬で通ってしまい中村が言う喫茶店で働くことになった