第6章 来たよ!!!体育祭!!!
「体育祭の競技って、毎年この場所で決めるんだよね」
「そうそう。だから俺らも何するか知らねーから盛り上がるの」
「実況はマイク先生か」
「あいざ…イレイザーが実況とか想像つかねぇっしょ?解説は此奴がやるけどな!」
「そりゃそうだ。見るからに解説苦手そうだもんねマイク先生」
「シヴィ!!!イレイザー!東条なかなかに厳しいな!!」
「おい、山田。いい加減黙れ。「グェ」そして東条、余り大人を舐めねぇようにな」
「誰に言ってんだか」
「…はぁ」
マイク先生は相澤先生にヘッドロックをかまされて苦しそうにしてる。おもしろい。
て云うか、マイク先生、本名山田なんだ。ラップとかしちゃう?ブクロで代表とかしちゃったり?…しないかぁ…なんだ。
早く競技始まらないかなぁ。僕の可愛い可愛い後輩くんたちの健闘を讃えないと駄目だからね。あ、分かってる。ちゃんと焦凍も見るから。
順調に僕の子たち(違う)は勝ち進んでくれて、決勝トーナメント?みたいなのに出場することが出来るようになった。
マイク先生と相澤先生に挟まれてたから凄い動きにくい。というか動けない。二人ともつよつよなんだなぁってことが分かった。
…おっと、一試合目から敦と芥川が衝突しちゃう。
「先生、此れきっと直ぐには終わらないよ」
「…どういう事だ」
「敦は虎化。芥川は羅生門。生憎この二人は仲が悪くてね。組めば新双黒と呼ばれる最強になるんだけど」
如何せん、二人の仲が悪い。
単体じゃ決定打に欠けるんだよね。
「昔から知ってるみたいな言い草だな」
「ま、軽い絆じゃないさ。この二人の闘いはきっと皆の勉強になるだろう」
「そりゃ期待大だな!」
「Yeah!」