第4章 USJ
一先ず相澤先生の補助に回る。
彼の戦闘スタイルでは大勢に対すると不利だからね。
「助けに来たよ、ヒーロー」
「東条か、!」
「ちょいと下がっておくれ。巻き込まれたくなかったらね」
檸檬爆弾。
ドガァァァンッ
「ひゃっはははははっ、どうだいこの威力!!僕には一切衝撃は無いのに!!!君たちだけ食らってしまう!!!あっははははっ、痛いかい?苦しいかい??でも残念!!!かわいそーに!!君たちは死ねない」
君死給勿。
粗方瀕死になったところで与謝野先生の異能を使う。
「あーっははははっ、いやぁ!!!滑稽だね君たち!!地獄を味わいたいかい!?幾らでも生き返らせてやるからさ!!!」
もう既に地獄だろうよ。死んでも死ねないからさ。
僕の能力が幾ら擬似的だと云っても、ちゃんと本家を真似ているから。治せるんだよ。完全に。
嗚呼、哀しいねぇ。僕に当たったんだから。相澤先生だけならまだしも。この僕だよ。
「東条っ!!」
「…あー?なんだい?」
「もう、戦う気力は此奴らに残っていない。無駄に痛めつけるな」
「…つまんないの」
せっかく楽しくなってきたのに。なんで止めるか、
「すまん誠人っ!!!ぬかったっ!!!」
「は、」
生徒が各所に飛ばされた。
ワープゲートに。飛ばされた。
「ったく、、、僕のメンテナンス、時期近いんだけど!?」
「悪いっ!!!俺は水難と火災に行くから他頼む!!」
「時間外労働は高くつくからねっ!?」