第4章 USJ
「今日のヒーロー基礎学だが、急遽俺とオールマイトともう二人の四人体制で見ることになった」
USJとやらについて相澤先生の説明を聞く。
ウソの災害や事故ルームだっけ?違う?また何も聞いてなかったよ。すまない。
「プロヒーローの13号。そしてもう一人、国木田独歩さんだ」
「国木田独歩って言えば殆どと言っていいほどメディアには顔を出さない凄腕のヒーローじゃなかったか??!そんな人が雄英に居ただなんて僕はなんという失態をブツブツブツ」
「デクくんまたオタク出とるよ」
「はぅぁっ」
なに?????KUNIKIDADOPPO???
クニキダドッポ…クニキダドッポ…国木田独歩ぉぉ!!!??
「初めまして、一年生のみんな。13g」
「国木田くぅぅぅぅぅぅぅん!!!!??!!」
何も聞いてなかったことは棚にあげよう一旦。
ちゃんと前見たら見覚えのある金髪くんがいるじゃないか。
何で気付かなかったんだ僕のポンコツめ。
そして何故敦と芥川は目を逸らす。君たちさては知っていたな!?知っていて僕に教えなかったな!?何時だ??!この前の僕が何も聞かずにオールマイトに泣かれた時か!?
「やめろ!!この唐変木!!!俺を見た途端ニヤニヤする癖をやめろと言っとるんだ!!」
「やぁだなぁ国木田くぅん。僕と君との仲じゃないか!さ、今迄の事は全て水洗式トイレに長そう!」
「気持ち悪い喩えをするな阿呆が」
「おい東条。誰が勝手に発言していいと言った?国木田も国木田だ」
「痛いよ!相澤先生!!その捕縛布やめてくれ給え!」
「すいません、」
「ええっと、ここで僕からお小言を一つ二つ三つ四つ」
どんどん増えるしなんでこの状況でそんなことできんの。
クラスのみんなも呆れてるし。
そしてまだ目を合してくれないのかい二人とも。