第4章 USJ
その時、
「セキュリティレベル3」
警報が鳴り響いた。一瞬にて騒然となる職員室。落ち着き給へ。
焦りは最大の仕掛けだと誰かが云っていたよ。
「ん、んー??んーーー???先生、ブンヤさん達が、んー?? あれ?んぅー??」
なんか一瞬見た事ある影がチラついた。
誰だろう。あの感じはきっと。
「ちょっと失礼」
「おい!!!東条っ!!!!??」
窓を開け飛び降りる。上から叫び声が聞こえた気もするがきっと気の所為。
「おや?何をしているのかな?」
「ひっ、、、、すみません…あれ?誠人くん??」
「何してるのかな?ポオくん」
見たことあるとか思った人影が元組合のポオくんだった件について。
「雄英高校の取材に来ていたのであるよ〜」
「否、そうじゃなくて、会えたのは勿論嬉しいんだけど、なんで入れたの?そして今なんで新聞記者みたいな格好してるの?人苦手じゃなかった?」
「うぅっ、話せば長くなるので、一先ず連絡先を交換せぬか!?」
え、待って。ポオくんってこんな人だっけ?もっと積極性が九十パアセントオフだった気がするんだけど。断る理由は何も無いから取り敢えずスマホ出したらポオくんは絶望の表情を浮かべていた。
「吾輩、スマホとやらを持っていないのである、、、、」
顔を背け赤く染めたポオくん。自分から提案してきたのでは…ぁー、なんだ、心配して損した。
「ぶっ、、、あっはははははっ、あはっ、、ふーっ、、へっ、はっはっははっ、」
「誠人くん〜???!」
何も変わってないじゃないか。君は僕のよく知ってるポオくんだ。
「はっ、ひーっ、ふはっ、あー、ポオくんだぁ、」
そして思わず抱き着いた。
「えっ、っ、、、えっ!、、、?」
「いいよ、今日の所は電話番号だけ。今度一緒に買いに行こう。積もる話もあるしね」
ニコッと笑顔でもう一度抱き締めた。
「えっ、えぇぇえええええええええ!?!!!!」