第3章 いざ、雄英高校へ
「ささ、次は君の番だよっ!」
ぼーっとしていたら最後になったらしい。
ごめん名前と顔の一致が…僕に話しかけてきてくれたのは麗日お茶子と云う少女。まぁるいお顔がチャアミングな可愛らしいお嬢さんだ。
「初めまして。凝山中学校出身の東条誠人だよ~。座右の銘は自分を知る者は強く自分を知らない者は弱い。皆さんどうぞ宜しく」
「東条の中学って、轟?と同じか?資料にあったけど」
「嗚呼、そうだよ。と云っても仲良くなったのはここ数日、」
「否、俺たちはずっと仲良しだ」
「だ、そうだよ!うんうん仲良しなのは良い事だァ!」
僕の言葉を遮ったのは勿論焦凍。
君割り込むの好きだね。面白いから良いけど。
「聞きたかったんやけどさ、今朝一緒に居ったんは?」
「あー、彼らは、古い友人、?否、古い仲間だよ」
「仲間?」
「そ。僕は分けあって色々な処を転々としていてね。旧知の仲というわけだ。尤も、あの二人が仲良くなるのは遠い未来の事だけども」
「オイラ聞いたぜ。あの二人お互いに『芝刈り機』とか『人虎』とか呼び合ってるの。個性となんか関係あるんだよな?」
「君の個性も聞いていなかったな!今後の為に是非とも教えてくれ!」