第3章 いざ、雄英高校へ
「んーっ、今日も空気が美味しいねぇ」
「朝から悪かった。急に押しかけて」
「ああ。全然。気にする程の事でもないよ。とど…焦凍クンと、ご飯食べれたの嬉しかったから」
「…そうか」
君が少し微笑んだのを僕は知ってる。
二人で電車に揺られ、雄英高校へと目指す。
朝はだいぶ早いので遅れることはまず無いと思うが、念の為だ。
しっかり安全確認をして登校しよう。
さもないと、突然刃物が降ってきたり、重力操作された弾丸が降ってきたり、はたまたおかしな事に異空間へと飛ばされたりしかねないからね。
「雄英高校、でっか、、、」
「…だな」
なんか口数減りましたね焦凍さん。
そんな君も可愛いけど()
…迷子になりませんよーに。
結果、迷った。僕の厄災と焦凍の天然のお陰で。
僕が行くとこ行くとこトラップが仕掛けられていて、碌に進めない。それに加えて焦凍が変なとこに行こうとするから。
これ仕組んだの治くんでしょ絶対。