第3章 いざ、雄英高校へ
「さ、お食べ」
今朝はフレンチトーストとりんごサラダ。スープはコーンポタージュで、フルーツも山盛り。卵はスクランブルか卵焼きか母上に伝える形式だ。ドリンクはオレンジジュース、牛乳、グレープフルーツジュースから選べる。
…毎度思うが母上よ。ホテルのシェフにでもなれるのでは無いか?
「美味い」
「だろ?僕の母さんの料理は美味しいんだ。沢山食べてくれていいんだよ」
「言葉に甘えるぞ」
わぁー。なんか新鮮かもしれない。
無愛想な轟くんが僕の隣で僕の母が作った朝食を頬張ってるなんて。
「母さん、僕スクランブルエッグ。轟くんは?」
「焦凍」
「し、焦凍くんは?」
「卵焼きでお願いします。あと、くんも要らない」
「はっ、ハイッ」
ハムスタアみたいで可愛いとか思ったのは内緒にしてくれ給へ。