• テキストサイズ

〖呪術廻戦〗声優or呪術師?

第1章 きっかけはスカウト




何がどうなってか、呪いが解けたのか、大手事務所の所属オーディション…その最終審査まで進んだ。


周りには声優の専門学校を卒業した人や、フリーで活躍しているプロなど…未経験の初心者は私だけだった。


そんな中…受かるはずはなかった。


当然のように落ちた。


それでも最終審査まで進んだことは、私にとって誇りとなり自信となった。


「五条先生、オーディションやっぱり落ちちゃいました」


任務から帰る途中に不合格の連絡を受けた私は、その旨を担任の五条先生に報告した。


「悔いはない?」


そう聞かれて


「全くないです。声優さんは神で、私は凡人でした」


全てを吹っ切って思い出を作った後に、翌日の卒業式に備えることにした。


電話を切って、高専へ戻ろうと帰路を急いだ。


スカウトされたのはその時だった。


雨が降りそうで、小走りになった私を呼び止めたのは業界最大手の声優事務所…そのスカウトマンを名乗る人物。


怪しくて、嘘くさくて、そういった詐欺だろうと穿った見方をした。


それは対応にも表れていて、お世辞にも優しく話を聞いた記憶はない。


/ 15ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp