第3章 それぞれの想い
翔「Σ即刻帰宅致しましょうッ!!///」
智「きゃー♪」
俺は容赦なく色気を振り撒く智くんを横抱きにすると楽屋を出て、一目散に駐車場へ向かった
翔「けどやっぱ凄いねぇ~、智くんは
あんなに凄い記録を出したのに余力を残してただなんて♡」
車を自宅マンションに向けて走らせながら、上機嫌で俺がそう言うのを聞いて
智くんがにこにこ笑いながらそれに応えた
智「別に凄くないよ
て言うか、翔くんの方が凄いよ」
翔「へ?俺?」
智「うん、あのへっぴり腰は半端なかったもんねぇ
それにさぁ、口とか半開きのまんまでさぁ
最終的にたった四メートルとかそこらで固まっちゃってさぁ
あんなのジャニーズのアイドルで出来る人、そうそう居ないと思うよ~」
翔「…そ、そうね(泣)」
愛する恋人に、無邪気に傷口に塩を擦り付けまくられながら
今更ながらの己のヘタレっぷりに項垂れる俺
そんな俺の顔を下から伺う様に可愛く上目遣いで覗き込んで
智くんが、(下半身を暴発させる)爆弾を再び投下した
智「……あんまり可愛いんでさ、おいら…
…ちょっと、ムラムラしちゃった♡」