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五条君に恋に落ちるお話【R18】

第1章 enrollment






夏油君と硝子の声…?

そう首を傾げれば、五条君の手が離れて眩しくて目を細めた。



「うっせぇ、何も聞くな」

「ほぅ?」

「かぐら、五条はやめときな」

「何がだよ、黙れ硝子」

『夏油君と硝子…?た、タバコ?いいの?』



私の問いかけにニンマリ笑うだけの2人に何かを察して私も笑い返す。

って、私!そんなことより!



『棘迎えに行かなきゃ…!』

「おー、いってらっしゃい」

『うん!硝子と夏油君、たくさん吸っちゃダメだからね!

五条君、これ、ありがとう。凄い美味しかった!』



そう言って立ち上がれば、3人とも、おー、とか、あー、とか言って答えると手を振って私を見送ってくれる。

棘、もう起きちゃってるかな?

先生いるから大丈夫だとは思うんだけど…!












「で、何があって目隠しプレイしてたんだ?」

『プレイはしてねぇ』

「初日早々嫌われろ」

『え?ナニ?2人してかぐらと一緒に居た俺にヤキモチ?』



俺がそう言えば、2人とも深く息を吐き出して、俺の隣に腰掛けタバコをまた吸い始める。

かぐらに言われたことガン無視じゃねーか。

1人、入学が遅れると聞いてはいたが、まさか狗巻家の人間だったとはというのが3人一致の感想だろう。

それにしても、



『アイツ、すぐ騙されそうじゃね』

「ははっ。まあ、呪術師にしては珍しく優しい子だね」

「従兄弟のために入学ズラすとか、なかなか出来ないよなぁ」

「連れてきてしまったからねぇ」



そう言って、硝子と傑がニンマリ笑いながらこちらを向く。

さっきのは、ただかぐらがあまりにもじっくり俺を見てくるから…

くっそ、可愛すぎたんだよ。



「禅院が目付けてる子ってかぐらのことでしょ」

「まあ、相手が悟なら問題無いだろう」

「えー、かぐらの相手が五条とか嫌なんだけど」

『あぁ?硝子てめぇ…

あー、俺、マジで頑張っちゃおうかな』

「素直に認めるんだ、五条珍し…」

「まあ、まずは、棘に優しくするところからだね」




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