第6章 エルダーガーディアンMEN目線
俺は気づいたらMOB販売所に売られている身だった。なぜこんなところにいるのか、どう考えても覚えていない。確かいつまで水なしで生きられるか耐久とかやってて陸に居続け過ぎて倒れたような気もしなくもない。まぁ過去の話はどうでもいい。俺の話は、豪邸に住む人間に飼われたってところから始まるから。
俺の飼い主ともなる人間は、人間とはいえやたら大きな家に住んでいる。なのにそんなに目立つような装飾も煌びやかな色も見ていない。どうも物足りないんだよなぁとか思うんだが、俺はエルダーガーディアンだからこの水槽からは出られない。
その鬱憤晴らしついでに、俺とは真反対の性質を持つぼんブレイズさんが視界に入るからビームを撃ち込んでみる。ぼんブレイズさんが火の玉を打ち返して来た時は驚いたが、多分当たらないようにしているんだろう。とはいえ狙ったことは許さない。