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〖呪術廻戦〗大人しく抱かれてろ【R18】

第5章 あの人と出会ってしまった




「っし!帰るか!」


例に漏れず、五条くんはぐーっと背伸びをしてから高専に向かって歩き出した。


薄暗くなってきた道を五条くんと並んで歩く。


メインイベントが終わった後の帰るだけの道なのに、歩いているだけなのに


隣にいる五条くんがあれやこれやと水族館の感想を話すから。


つい釣られて自分の感想も話していると、やっぱり距離が短く感じる。


「次行く動物園はどこがいい?そもそも寧々は動物園に行ったことはあんのか?」


「水族館はなかったけど、動物園ならあるわ。小学校の校外学習で」


「…あぁ、やっぱ家族とはねぇのか。実質俺が初めてみたいなもんだな」


その口ぶりは、絶対に連れていくと言っているようなものね。


「楽しみにしてる」


「おう!最高のデートプラン練ってくるから任せとけ!」


「そんなに計画を立てるのが好きなの?」


「そう見えるか?」


五条くんは少し考え込んだ後


「寧々をエスコートするのが好きなだけ。自分1人だったら計画なんてどうだっていい」


「そうなのね」


出来ていたかどうかは別として、心意気は嬉しいものね。


「寧々?」

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