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〖呪術廻戦〗大人しく抱かれてろ【R18】

第5章 あの人と出会ってしまった




「これか?店内にある全部のペアグッズ買ってきた」


「もちろん1人で使うのよね?」


「そんな寂しいこと誰がするかよ。寧々とお揃いにすんだよ」


五条くんはさも当然と言ってのける。


「嫌」


「今じゃなくても、いつかお揃いにしたいって言い出した時の為にな。イルカショーだって最初は前で観るの嫌がってたのに、次も最前列で観たいって気が変わったんだろ?寧々はそういうところあるからな」


五条くんは私のことを理解したような口ぶりで、大層ご満悦そうにとても楽しげに笑った。


「寧々、今日はありがとな。最っ高に楽しかったぜ!笑った顔も見れたしな」


「笑ってない。頭、大丈夫?」


何度も顔を背けてしまうのは、口元がニヤけていることを知られたくないから。


楽しかったと笑う五条くんの笑顔が、私まで笑顔にするところだった。


こんな感染が起きるなんて、変。


「頭か?寧々のことでいっぱいだな」


「容量が足りてないんじゃない?」


私の皮肉った言葉に五条くんは……

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