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〖呪術廻戦〗大人しく抱かれてろ【R18】

第5章 あの人と出会ってしまった




「そういうものなの?」


「当ったり前だろ。好きな人と同じものだから嬉しいんだからな?」


「私は五条くんのこと好きじゃ「あー、はいはい。分かりました。使うか使わないかは別として、俺これ買ってくるから。待ってろよ」


五条くんは大きな手でボールペンとシャーペンを2本ずつ掴むと、スタスタとレジに歩き出した。


「ん?」


それにしては、やけにレジまで遠回りをするのね。


他のお客さんの邪魔にならないように拓けた通路で待っていると、五条くんは可愛い紙袋を持って出てきた。


「1本ずつ入ってるから、どっちかは使えよ?」


「それじゃあ、私がシャーペンを使うから五条くんはボールペンを使って」


「微妙にお揃いじゃねぇ…」


「私達らしいと思わない?」


「っくく!そうかもな、俺達にはピッタリだ」


嘘偽りの恋人ごっこだもの。


ちぐはぐだっていいじゃない。


「五条くんは自分専用のも買ったの?」


私はお土産コーナーを見ているだけで満足だったけれど、五条くんの手には紙袋とは別のビニール袋がぶら下がっていた。

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