• テキストサイズ

〖呪術廻戦〗大人しく抱かれてろ【R18】

第5章 あの人と出会ってしまった




ヘコアユやチンアナゴのグッズはあっても、オジサンのグッズはないのね。


「寧々、これとかどうよ?」


「趣味が悪いわね」


五条くんが手に取ったのは、2頭のイルカが頭を突き合わせてハートを作っているキーホルダー。


それぞれ1頭ずつに分けて持つことができて、パッケージにはカップルや友達にオススメと書いてある。


「こういうのは両思いの人が使うのよ。私達には…」


ハートが似合うような愛し合ったカップルでも、友達でもないから。


「よし、これならどうだ?」


提案を却下された五条くんが次に手に取ったのは、同じイルカのチャームが付いたボールペン。


「シャープペンもある」


小さなイルカはハートマークを作るでもなく、ほのかに揺れるだけ。


「これなら…まぁ…」


お揃いを買うことに抵抗はなかった。


五条くんが欲しいなら、楽しいなら、それでいいのではないかと思った。


だって


「私は使わないけど」


「なんでだよ!?」


「お揃いなんて恥ずかしいだけじゃない」


「俺も寧々とお揃いじゃなきゃ要らねーんだよ!寧々とペアだから欲しいんだよ!」

/ 323ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp