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〖呪術廻戦〗大人しく抱かれてろ【R18】

第5章 あの人と出会ってしまった




その後もイルカが横回転や高速回転ジャンプをするたびに、濁流のように水がかかった。


演目の中には「水かけ」というイルカが客席をめがけて、わざとプールの縁ギリギリでジャンプをするものもあった。


最初こそ濡れることに抵抗があったけれど、イルカの屈託のない可愛い顔を見ていたら、


ショーに夢中になっていたら、そんなことはつゆと消え去っていた。


「すごい、人を乗せていても上手に泳げるのね」


「上に乗ってるトレーナーも凄ぇんだよ」


人間とイルカの息の合ったコンビネーションには驚かされてばかり。


「最後は3匹のイルカたち全員による連続ジャンプです!!」


入り乱れるジャンプの応酬。


3匹が同じタイミングで大ジャンプを繰り出したり、順番にリズムよく飛び跳ねる。


引っ切りなしに水飛沫が飛んできて、顔に直撃した時は夢中になって避けられなかった自分を恨んだ。


それぐらいにショーのパフォーマンスは目を見張るものがあった。


鼓動がドッドッと響いて、目が離せない。


釘付けになって、イルカに魅了されていく。


すごく、楽しい…!

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