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〖呪術廻戦〗大人しく抱かれてろ【R18】

第5章 あの人と出会ってしまった




「すみませーん!カッパ2つくださーい!」


「あ、ちょっと…!」


「はーい、ありがとうございますー!200円ちょうだいしますねー!」


五条くんは近くにいた係員さんからビニールのカッパを買うと


「これ着てれば大丈夫だから。それとも俺に守られたい?」


絶対に避けたい選択肢をひけらかして、おもむろに羽織り始める。


「寧々はイルカショー観るの初めてだろ?イルカショーってのはな、一回最前列で観て、次からは濡れたくないから後ろに座るようになるのがセオリーなんだ」


「違うと思うけど」


「次に来た時は後ろの方に座るから、今日だけは一番前で楽しもうぜ」


次に来た時…五条くんが自然に発した言葉が、私には嬉しかった。


また次も連れてってくれるのね。


す、水族館に。


新しい展示が増えているかもしれないし、カフェのメニューも変わっているかもしれない…から、


だからまた訪れたい…だけ、それだけ。


隣に五条くんがいたら、それはそれで、た、楽しいでしょうけど。

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