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〖呪術廻戦〗大人しく抱かれてろ【R18】

第5章 あの人と出会ってしまった




「あいつだけずば抜けて大きい理由が分かったな」


「ボスみたいだったわね」


他の参加者の人からも強奪するように、手当たり次第のアジを食べていたペンギン。


傍若無人な振る舞いは、ペンギンにもあり得ることなのだと知った。


「あ、お金」


「約束、な」


「…ありがとう。とても楽しかったわ」


「俺と一緒のデート、楽しいだろ?」


「いえ、ペンギンへの餌やりが」


可愛いペンギンにエサを与えるのはとても楽しかったけれど。


隣で私以上にはしゃぐ五条くんを見るのも、少しだけ楽しかった。


「楽しい思い出」が作られていく瞬間を共有しているみたいで。


本人に伝える気はないけどね。


それでも思わず笑いそうになったくらいには楽しい体験だった。


「さてと、次は海獣のオンパレードだな!アシカにオットセイに…」


「トドとセイウチね。見分け方、覚えてる?」


「あー…アレだな、オットセイの方がふさふさしてて…んーと…な?」


「曖昧ね、勉強し直しよ。私はちゃんと覚えてるんだからね」


だってそれも含めて、楽しい思い出なのだから。

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