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〖呪術廻戦〗大人しく抱かれてろ【R18】

第5章 あの人と出会ってしまった




可愛くはない…のに、なぜか目を惹かれる不思議な生き物。


名前のインパクトもあってか、オジサンが揺蕩う様子をしばらく観ていた。


「…!他の展示も見なきゃ」


「寧々ってば、よっぽどオジサンが気に入ったんだな」


「誤解を生みそうな言い回しね。でも、ごめんなさい。夢中になり過ぎてたわ。次の展示に進みましょう」


「いいんだよ、俺は魚を見てる寧々を見てたから」


「いつでも見れるでしょ」


水族館でしか見られない生き物と違って、同級生の私なら。


「う、うん…っ、そう…っなんだけど!い、いつでも見てていいんだな!?」


「気持ち悪い」


ニヤけている五条くんを置いて、次のエリアへ移動する。


「待てって!」


サンゴ礁エリアを抜けた先には、大小さまざまなクラゲが漂うエリアがあった。


「今気づいたのだけど、夜に来た時とは照明の色やBGMが違うのね。不思議、同じ水槽でも違って見える」


「クラゲって食えんのかな?腹減ったわ」


「今その話?…でも、もう少しでお昼ね」

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