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〖呪術廻戦〗大人しく抱かれてろ【R18】

第3章 任務と楽しい思い出




「大丈夫」


腕の力だけでは座席に密着していない、距離のある車椅子には移れず、仕方なく足をつくしかなかった。


「五条くんの手伝いなんて要らないか…らっ!?」


ほんの僅かに力を入れるだけでも左の足首に激痛が走る。


「その様子だと折れてるんだろ?無理するなって、俺が手伝っ「嫌、触らないで」


「俺に手伝わせろよ」


「絶対に嫌」


「触らせろ」


「気持ち悪い」


五条くんは手を差し出してにじり寄ってくるけど、頼るわけにはいかない。


「あ、そうだ」


自分の体を呪力で浮かせる。


敷地内での呪力の使用許可は…まぁ、何とかなるでしょ。


廃工場の中から外へ転移した時みたいに、座席から車椅子への移動を試みる。


直接医務室へ行ければ何よりだけど、障害物が多すぎてそれは不可能。


「……?」


体は僅かに浮くものの、呪力が上手く流れず転移できない。


こんなにも短距離の一瞬だけの移動すら出来ないなんてこと、今までなかったのに。


「五条くん」


「なに?寧々」


自分の体に流れる他人の呪力。


「邪魔してるでしょ」


その供給源を睨みつけると


「バレた?」


あっけらかんと罪を自白する犯人。


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