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〖呪術廻戦〗大人しく抱かれてろ【R18】

第10章 知らない女の子と五条くん




「寧々」


そう声をかけたのは、口の端にソースを付けた五条くんだった。


「五条くん、口にソースが付いてるわよ」


「舐め取ってあげるって?寧々は本当に大胆「自分を犬だと思うなら、舐めることくらい簡単でしょ?」


要は自分で拭きなさいってこと。


私が舐め取るわけもないし、ソースをご丁寧に紙ナプキンで拭き取ってあげるわけもない。


「寧々、口開けろよ。前みたいに食べさせてやる」


「ごじょっ「ふーん?食べさせ合いっこしたんだ?私の知らないところで」


隠しきれずにポロポロと落としていった点が1つの線として解を作る。


硝子の頭の中で合点がいったことは間違いなく、そしてその答えも正答であり間違いはない。


「硝子ってば、何を勘違いしてるのよ…ね、ねぇ五条くん?」


「何処までいったか知りたい?硝子」


「ごじょ「そういうのは寧々から聞くから。五条は黙ってていいよ」


私からの「黙ってて」には完全には従わなかったくせに、硝子の「黙ってて」には嬉しそうにニヤけながら


その口元を何とか硬く結ぼうとしているのが見え透いている。


本当は話したくて話したくて堪らない…けど、私が話した方が面白いといった顔を隠す気はない様子。


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