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〖呪術廻戦〗大人しく抱かれてろ【R18】

第10章 知らない女の子と五条くん




「なんとなくよ、なんとなく」


平然と冷静を装って言葉を紡ぐけど、僅かに震える言葉尻と足元。


「なんとなく、ねぇ…。ま、そういうことにしとこうか、今は」


「理解のある友人で嬉しいわ」


理解をし過ぎて解を紐解き過ぎた…友人だけれども。


悪友とでも言うべき?


「っくく…ぅ!」


そして、この状況を一番面白がっているのは悪友の硝子ではなく、目の前の五条くん。


「寧々っ…っっ、」


全ての正解を知っている五条くんだからこそ、この状況が面白おかしくてたまらないのでしょうね。


「はぁ…、五条くん…」


「寧々、可愛いな…っい、でぇっ!」


メニュー表って、五条くんを叩くためにあるのよ。


そういうことにしておきましょう、今はね。


「変なことしてたら冷めちゃうじゃない」


「俺の寧々への気持ちは冷めないけど?」


「火傷する前に手放した方がいいわよ、そんなの」


か、間接キスに抵抗がなくなる…とか、弊害が出てくるから。


隠し持っていたつもりが「今」火傷として、表面に出てきてしまった私が言うんだから、間違いないわ。


でもね……


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