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〖呪術廻戦〗大人しく抱かれてろ【R18】

第10章 知らない女の子と五条くん




程なくして警察が駆け付けると、盗みを働いた男は前科があり、警戒及び捜索していたと告げられた。


それなのに…お手柄の五条くんは誇らしげになるどころか、終始ムスッとした顔で不貞腐れていた。


「俺の寧々を危険な目に合わせたあいつを許さねぇ」


結果として何も盗られずに済んだけれど、一度でも盗んだことにご立腹なようだった。


「やっぱり俺が寧々の隣にいないとダメだ」


五条くんは私の真横にいる硝子を上からじろりと見下ろす。


「寧々から離れろよ。寧々は俺が守る」


「やだよ。寧々のことを変な目で見るような奴には譲らない」


そのやり取りはお目当てのカフェに入って、着席してもまだ続いた。


4人掛けのテーブル席に私と硝子が並んで座り、向かい側に五条くんが1人で座った。


それも大層気に食わないらしく、五条くんはご機嫌斜めだ。


「私は和風スパゲティにする。飲み物はコーヒー。寧々は?」


「カレーソースのオムライスにするわ。それからカフェラテを。五条くんはどうするの?」


「もちろん寧々とお揃いの「五条はハンバーグね。飲み物はレモネードにしてあげる。あ、注文お願いしまーす」


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