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〖呪術廻戦〗大人しく抱かれてろ【R18】

第10章 知らない女の子と五条くん




「ち、違うから…!硝子っ、勘違いしてる五条くんを何とかして!」


「はいはい、寧々がそう言ってるんだから、五条はもっと離れなよ」


「ご、五条くんが先を歩いてくれる?この道を真っ直ぐだから」


丁度駅ビルを出たところで、あとは道なりに進むだけ。


真っ直ぐ歩いていれば迷子にもならず、お目当てのカフェに辿り着ける。


「俺がカフェを通り過ぎた後、2人だけで入店するとかナシだからな!?」


これ以上詮索をされたくない私は、無理矢理な提案を押し通して五条くんを前に行かせた。


人間20人分くらいの距離をあけて歩く。


チラチラと後ろを振り返る五条くん、お揃いのショップの袋を持った私と硝子。


側から見ると他人にも見えなくない距離で、ランチタイムのカフェに向かう。


「五条ー!そこの水色のお店ー!」


外観を知らないであろう五条くんに硝子が呼びかける。


「うわ…すげぇ男が入りづらそうな店」


目的地が見えてきたというのに、五条くんは足を止めた。


「寧々ー!硝子ー!牛丼屋にしねぇ?」


「するかバカー」「1人でどうぞー」


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