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〖呪術廻戦〗大人しく抱かれてろ【R18】

第3章 任務と楽しい思い出




そんなこんなで任務に向かう車には五条くんも乗り込んだ。


「今日も隣同士だな」


「それが面白いとでも?」


五条くんはニヤニヤしながら、運転席の補助監督の人には絶対に分からない話を持ちかける。


今日「も」って言い方が、いかにも昨日のバスでの出来事を意識しているみたいで。


「寧々といると何だっておもしれーんだよ」


「大々的に言うことじゃないでしょ」


私達の歪な契約上の関係のことは、誰にも知らせず伏せておきたい。


「っし!行くぞ」


「また先に降りるのね」


「おう、まただな」


「……!」


五条くんのペースに流されて、私まで昨日のバスでのことを意識してしまう。


完全に五条くんにそそのかされた、私は…悪くない。


「お気をつけて」


帳を下ろした補助監督の掛けた言葉は、私にのみ向けられていた。


五条くんなら手こずるはずもない、元々は私1人に割り振られた任務なのだから。


「ねぇ、呪霊は私が祓いたいのだけど」


「ホンットに謙虚だな。心配すんなよ、俺に任せとけ」


バスの運賃や水族館の入館料と違って、この任務は私がこなすべきものだったのに。

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