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〖呪術廻戦〗大人しく抱かれてろ【R18】

第8章 違う人と任務




「寧々、傑、2人っきりなんて許さねーよ」


時間稼ぎをしていたのは、こっちの方かも。


あの呪力の持ち主に気付いて、隠密にもう1人を制圧させる…うん、私達の方が時間は必要だったわね。


所詮2級のお兄さんの方、ペラペラ話しててくれてありがとう。


「悟、来るなら来るって言ってよ」


「五条くん、間に合うのだったら一言くらいあっても良かったのよ」


「バーカ、ヒーローってのは遅れて登場すんだよ。つか寧々には俺も混ぜてって言ったくねぇ?」


何度も私の任務についてきたから、今回も乱入するんじゃないか…とは少しだけ思ってたけど。


「……覚えてないわね。その弟っぽい人、生きてるの?」


「ん、気絶してる」


五条くんは、人知れず倒していた弟さんを引き摺ってのご登場。


「俺だけでも見逃してくれ!弟とは二卵せ「うるさいよ」


夏油くんは騒いでいた兄の方も、泣き喚かないように気絶させた。


例え二卵性だとしても、片割れがやられて気付かないもの?


つくづく2級止まりって可哀想ね。


「はぁ…」


楽しくもない思い出でも、なんだか呆気なく終わってしまった。


高専1年生の夏休み最終日なのよ、もっと楽しく終わりたかったわ。

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