• テキストサイズ

〖呪術廻戦〗大人しく抱かれてろ【R18】

第8章 違う人と任務




「寧々ちゃんに怪我をさせないように手加減はするけどね」


夏油くんは数多の呪霊を解き放ち、フロア全体を埋め尽くしていく。


「虱潰しは止めだ。呪霊が祓われたらそこにいるということだ」


おびただしい数の呪霊が右往左往と蠢く。


「最初からこうしておけば良かったかな」


「怖い人ね。呪力を無駄に使うことになるのに」


「大丈夫だよ。寧々ちゃんを守れるだけの呪力は残してある」


守られる気なんて、さらさらないけど。


夏油くんはにこやかに笑うその顔の下で、悪い顔を閉じ込めているみたい。


「ーーーー!!!!」


あら、運悪くそれなりの等級の呪霊に見つかってしまったのね。


呪詛師と思しき呻き声が響いた。


手負いの悪者のお出ましを待つ?


それとも…正義の味方自らが、制裁を加えに赴いてあげる?


「おいクソ呪術師、会いに来てやったぜ」


「ふーん?」


のこのこ現れたのは、ピンピンしたムカつくほど態度の大きい人間。


呻き声を上げたのは分身ってとこ?


本当悪趣味ね…だけど、分身術なんて五条くんと行った任務で、もっと凄いのを見てきたわよ。


あの時の呪霊の分身に比べたら、貴方なんて全然…


それよりも……


「私に触らないで」


/ 323ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp