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〖呪術廻戦〗大人しく抱かれてろ【R18】

第2章 馬鹿と告白と初デート




「変な人ね、ふふっ、笑っちゃう…!」


「……!笑った!?寧々、今笑ったよね!?」


「え…?あっ…本当だ…」


「ようやく俺の魅力に気付いたってわけか!」


「魅力…」


かっこいいとはいまだに思わないけど、一緒に水族館に来たことはきっと、


「楽しい」思い出になる。


「…あっ!お土産買ってねぇじゃん!」


「もう閉まっちゃったわよ」


帰りのバスを待ちながら、ごっこ遊びによく似た青春もどきも悪くないと思った。


「ねぇ、帰りのバス代は私が払いたいのだけど」


「その謙虚さ、ますます好きになるじゃん。どーしてくれんの?」


「別にどうもしない。何もお返ししないのは嫌だから」


「律儀だな…んじゃ、まぁ、体でお返し…ってことでどう?」


「やっぱり五条くんは馬鹿ね」


定刻より少し遅れてきたバスにさっさと乗り込む。


行きのバスよりも乗客が多くて、空いている席が限られていた。


とりあえず座りたかったから、何も考えず空いている2人がけの席に座った。


「な…、五条くん…っ」


そして私の隣に五条くんはストンと腰を下ろした。

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